為替への介入を斬る
この超円高の状況に対して政府・日銀が進めているのが為替への介入。実際のところ、どうなんでしょうか。効果のほどはいかほどなんでしょうか。
こないだ読んだ雑誌ではこんな斬り方をしていましたた。現在の円高の状況はマーケットに流通している円の流通量が少ないことが主たる原因なのだから、それを解決しないままに為替への介入をしたところで抜本的解決にはならない、と。
これを読んだとき、正直、私はこれに書かれているように円の流通量が少ないことが円高の主たる原因なのかどうかは判断がつきませんでした。
ですが、もしも、そうであるならば、確かに根本原因となっている部分を解決しない限りは他の部分への対策は一時的救済にしかならないと思いました。
過去最大規模だった為替への介入
先日断行された政府・日銀による為替への介入はその規模が過去最大であったということが報じられていますね。
当日は朝10時過ぎから日銀の担当者が自ら電子ブローキング・システムを通じて円売りの注文を断続的に敢行。
その額はなんと4兆5000億円にも上ったとか。その甲斐もあってか、3円以上もの幅で円安の方向に戻し、一時的には円買いの勢力を退けた格好となりました。
政府というか財務省が円高是正にこうもこだわるのは言うまでもなくわが国の企業にとって不利な状況を生み出してしまっているからです。
つまり、為替への介入は実質的に国内企業それも輸出企業に対する支援というか援護射撃だといえるのです。これだけの巨額をつぎ込むのですから期待どおりの効果が出てほしいところですね。
為替を大別すると
為替というものを大別するならば、内国のそれと外国のそれ、と2種類に分けることが可能です。内国のそれではお金の支払いが国内でのみ行われます。
現金を介さずに送金が行われるものの、あくまでも日銀を介した国内の銀行同士のフローしか発生しないのです。
外国のそれにおいてはどうでしょう。実際に現金を動かすわけではないことはここでも共通ですが、大きく違うのは送金の処理が国をまたいで行われることです。
相手国の銀行は海外の銀行だけとは限らず、国内銀行の海外支店ということもあり得ますが、それでも2国間の銀行のやり取りであることに変わりはなく、だからこそ通貨の交換という必要性が生じてくるわけです。
だからこそ、為替と一言で表現した場合、こちらのケースを指すのが一般的なのです。
